お風呂が汚れてきたから何とかしたいけど、あんまり費用をかけたくない…。そんな時、耳に入ったのは〝浴室コーティング〟。

「よし、さっそく頼んでみよう!」…とお考えのあなた、ちょっとお待ちを!

浴室・浴槽をコーティングすることで、お風呂を清潔にする役割を持つ浴室コーティング」。たしかにお風呂をまるごとリフォームするよりかは費用が抑えられます。

ですがそんな浴室コーティングには、プロでも区別がしにくい〝用途が違う2つの種類〟があることをご存知でしょうか?

  • 浴槽・浴室を汚れから守るための保護コーティング
  • 浴槽・浴室を新品同様に甦らせる再生コーティング

最低でもこの2つの役割や特徴を知らないと、費用をムダにしてしまうかもしれません。

そこで今回は実際に「再生コーティングを行なっているプロ」が、浴室コーティングの違いについて丁寧に解説します。

本記事でそれぞれの特徴・費用相場や使える場面を知って、失敗せずに浴室を清潔に保つ・綺麗によみがえらせるヒントを掴んでください。

※ユーザー様へ|ご注意点

近年、本ブログの内容をマネするサイトが増えています。マネするだけであれば、まだみなさんの元に知識が届くので良いのですが、そういったサイトでは自社の利益のために無理やり内容をねじ曲げている傾向が見られます。監修や大手企業など関係なく、です。(むしろ大手っぽいところの方がえぐい…(;´・ᴗ・`))。くれぐれもよく内容を吟味された上でご判断ください。

2019.3.9 浴室再生職人会「風呂ログ」運営責任者 中原 徹也

 ユニットバス入替の高い費用にお困りではございませんか?

目次

1.同じ呼び方でも違う2種類の「浴室コーティング」

まずはじめにお伝えしておかなければならないことです。本記事の冒頭でもお話ししましたが、浴室コーティングには次の2つの「異なるコーティング技術」があるのをご存知でしたか?

  • 再生コーティング:浴室を再生させる目的のコーティング
  • 保護コーティング:浴室をカビや汚れなどから保護する目的のコーティング

私は再生コーティングを仕事にしているプロなので、お仕事で不動産屋さん・リフォーム屋さんとごいっしょします。ですがそんなお家のプロであっても、この2種類のコーティングをハッキリ区別できている方、かなり少数です。一般の方であれば尚更わからないはず。

この2種類がしっかり頭の中に入っていなければ「浴室コーティング」とネット検索で調べても、出てきた業者が保護・再生のどちらに当てはまるのか判断できません

勘違いや失敗がないよう、ひとつずつ解説します。

1-1.浴室を再生させる目的のコーティング

「浴室を再生させる目的のコーティング」とは、車の板金塗装のように下地を補正して塗装を施し、浴室を新品同様に再生させる技術のことを指します。

コーティングという言葉の印象だと〝なんとなく軽い仕上がり〟を想像しがちです。

ですが実際に再生コーティングがほどこされた浴室を見ると「ユニットバスを入れ替えたのでは?」と思うほどピカピカになります。(不動産のプロでも驚くレベル)

その効果の大きさから単なる補修というよりは、リフォーム技術として扱われています。

1-2.浴室をカビや汚れから保護する目的のコーティング

「浴室をカビや汚れから保護する目的のコーティング」とは、浴室の表面を透明な塗料でコーティングし、カビや汚れをつきにくくして保護することを指します。

浴室は人の垢や石鹸カス・カビなど様々な汚れにさらされるところ。軽い汚れなら掃除をすれば解消できますが、掃除の仕方によっては浴室の表面を早く傷付けてしまいます。実はその傷が多く深くなることで汚れなどが溜まりやすくなります。「年数が経った浴室では最初の頃に比べて短い期間で汚れがつきやすくなる」原因のひとつです。

汚れがつきやすくなったり、表面が傷つくのを未然に防ぐために、汚れがつきにくい素材をあらかじめコーティング。綺麗な状態を維持するのが〝浴室保護コーティング〟です。

2.浴室コーティングの詳しい特徴と比較

大まかな違いが分かったところで、浴室コーティングのさらに詳しい特徴をご紹介していきます。

2-1.浴室再生コーティングの特徴

最初は浴室の再生コーティングの特徴から。

  • 浴室塗装
  • 再生塗装

などとも呼ばれています。

表面を色付きの塗料でコーティングするため、するしないではかなり差が出ます。今の浴室に使われている塗料の色が暗い場合、新たに明るいホワイトなどをコーティングすると新品だった元々の状態よりも綺麗にみえる可能性さえあります。

2-1-1.浴室を再利用することでリーズナブルなリフォームが可能

浴室再生コーティングは今ある浴室を再利用する方法です。

  • 落ちない汚れのついた、ヒビ割れがある浴槽
  • 今の浴室が大きく、同サイズで入れ替えると費用が掛かる
  • 浴槽が壁や床と一体化しており、入替しか選択肢がない

そんな浴室のリフォームにお悩みの方に特に有効で、費用を抑えてリフォームできます。

2-1-2.コーティングをするには浴室(浴槽)に使われている素材との相性がある

浴室再生コーティングは費用を掛けないリフォーム手段として有効です。しかしコーティングという性質上、浴室に使われている素材や状況によって向き不向きがあります。特に相性の良い素材はFRP(エフアールピー)です。

基本ユニットバスに使われているFRPでならば、再生コーティングがしやすくメリットが高まります。

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2-1-3.浴室再生コーティングは難易度が高いのでDIYではできない

たまに「DIYで浴槽を塗装してみましょう!」と書いている記事を見かけます。ハッキリ言います、失敗するのでやめましょう…。単純に「もう一回塗りなおせばいい」だけで済みません。間違いなくムダな費用がかかります。

本来メーカーがユニットバスを塗料でコーティングするとき、極力ちりやホコリなどが出ない環境の良い工場でおこないます。細かい調整がされた機械を使いスプレーするのです。(または職人が手作業でスプレー)

しかしこの再生コーティングは塗装環境に適していない一般のご家庭で行わなければなりません。そのため職人の腕と使用する道具、コーティングする工程が特に重要になってきます。塗装・コーティングに関して素人の方はもちろん、普通の塗装屋さんであっても失敗せずに行なうのが難しい技術です。

軽い気持ちでのDIYは絶対にやめましょう。

2-2.浴室保護コーティングの特徴

続いては浴室の保護コーティングの特徴です。

  • 防カビコーティング
  • クリアコーティング

などとも呼ばれています。

すべてが「するしないで段違いの効果がある!」わけではありません。ですが、

  • 高級な浴室
  • できるだけ汚したくない浴室

にはコーティングしておくと、綺麗さを長持ちさせられます。また、塗布するコーティング材によって効果も異なります。

 

↓ここからは保護コーティングの塗料の種類を解説します。

保護コーティングの塗料①.フッ素系樹脂コーティング

浴室保護のコーティングで一番スタンダードなものがフッ素系樹脂

よくフライパンに施されているのもこのコーティングの一種です。

  • 全国的に扱っている業者が多い
  • 値段はリーズナブル
  • 効果の持続期間が短い(平均的に3ヶ月〜1年くらい)

効果持続期間が短いのは、大抵浴室を保護する目的でコーティングをする時には「軽い塗布で済ます」ことが多いからです。塗料を厚く繊細にコーティングをすれば効果もより長くなりますが、そこまでしっかり作業する・行える浴室保護コーティングは業界的にかなり少ないでしょう。

保護コーティングの塗料②.その他樹脂系コーティング

フッ素系とは違う、シリコンなどのその他の樹脂を使ったコーティングもあります。

フッ素系よりも樹脂の硬さが増しているため、より傷付きにくく効果の持続期間は長いと言われています。ただそのコーティング材や業者の腕も関わってくるので必ずしもクオリティが高いかは分かりません。

保護コーティングの塗料③.ガラス系コーティング

ここまでは有機物が混ざった素材のコーティングでしたが、ガラス系は性質が異なります。

ガラス系は無機物になるため、タイルのようにカビが付着する隙を与えません。完全無機質のガラス系コーティングを実現できれば防カビ効果は抜群になるでしょう。ただしガラスなので水垢はついてしまいます

無機物のコーティングは素晴らしいです。しかしシビアな話になりますが、コーティングを施した〝手のひらサイズのサンプル〟があったとしても、そのクオリティと同じことが実際の浴室で出来るとは限りません。効果は抜群ですが、本当に大丈夫か見極めも難しいコーティングです。

2-3.浴室コーティング2種類の比較

  再生コーティング 保護コーティング
コーティングの色を変えられるか ×
ヒビ割れや落ちない汚れを解消できるか
コーティング後に汚れがつきにくくなるか

 再生と保護、2種類のコーティングを比較するとこのようになります。

2-3-1.2種類をカンタンに見分けるには「コーティングの色が変えられるか」を尋ねる

一番手っ取り早く、再生と保護の2つを見分けるには「コーティングの色が変えられるか」を尋ねてください。

  • 色を変えられるなら再生コーティング
  • 色を変えられない透明のみであれば保護コーティング

そう判断してまず間違いありません。

2-3-2.保護コーティングはヒビ割れや落ちない汚れを解消できるか?

比較表の「ヒビ割れや落ちない汚れを解消できるか」で保護が△になっています。保護コーティングではヒビ割れは解決できません。しかし汚れに関しては不可能ではありません。

保護コーティングでは下記のような結果になるでしょう。

  • コーティングが透明なので、ヒビ割れや色褪せは補修材の色を相当丁寧になじませない限り、結局透けるので解消できない
  • 薬剤では落ちないが、本当に軽い汚れの場合は保護コーティング前の研磨で落ちる可能性がある
  • 実は落ちないと思い込んでいただけで、保護コーティング前のクリーニングで汚れが落ちた

保護コーティングそのものではなく、研磨など、作業の流れで汚れが落ちる可能性があるのです。

「まったく期待してなかったけど汚れが落ちていたらラッキー」くらいで考えておきましょう。クリーニングや掃除をした上で落ちない汚れに悩まれている場合は、再生コーティングが良いでしょう。

2-3-3.再生コーティング後は汚れがつきにくくなるか?

比較表では「コーティング後に汚れがつきにくくなるか」の欄で再生が△になっています。

保護コーティング並みに防げるわけではなく、浴室の表面が新品同様になり結果的に汚れがつきにくくなった効果が大きいです。

本当に汚れをつきにくくするには、再生コーティング後に保護コーティングを重ねることが良いでしょう。

3.それぞれの浴室コーティングの費用相場と掛かる日数

浴室のコーティングには2種類あることを解説しました。次はそれぞれの費用相場とどのくらい日数が掛かるかのお話です。

  再生コーティング 保護コーティング
浴槽のみの費用 10万円前後 2〜3万円ほど
浴室全体の費用 10〜20万円台 3〜6万円ほど
掛かる日数 1〜2日 1日以内

 

  • 浴室、浴槽の大きさや状態
  • 希望するコーティング材

などによって費用は変わります。

3-1.コーティングに掛かる日数

再生コーティングは基本的に2日間かかる業者が多いです。1日で可能なのは、塗料の乾燥を早める機械をつかって浴槽のみをコーティングした場合。

保護コーティングに関してはよっぽどのことがない限り1日以内で完了するでしょう。

ただし、当然浴室や浴槽の広さ・状態によって変わりますので、詳しくは業者に直接聞きましょう。

4.浴室コーティングが効果を発揮する具体的なケース

ここからは再生・保護、それぞれのコーティングが効果を発揮するケースを具体的なご紹介します。

4-1.浴室再生コーティングが活きる具体的ケース

今回ご紹介する「再生コーティングを使うと良いケース」は次の4つ。

  • ケース①:中古物件の売却・購入や賃貸マンションの浴室・浴槽をリフォームする時
  • ケース②:20年以上経ったユニットバスをリフォームしたい時
  • ケース③:ユニットバスの入替ではリフォームが難しい時
  • ケース④:ヒビ割れや落ちない汚れのあるFRP浴槽を入れ替えずに綺麗にしたい時

ひとつずつ解説していきます。

再生が活きるケース1.中古物件の売却・購入や賃貸マンションの浴室・浴槽をリフォームする時

  • 中古物件の売却・購入
  • 賃貸物件で空室になった時

浴室リフォームが必要になったとき、リフォーム費用に余裕があるならば問題はありません。ですが、予算が少ない時もあるでしょう。

お風呂リフォームに掛けられる予算が少ないとき、再生コーティングを使えばユニットバスや浴槽の入替よりも費用を低く抑え、新品のようにピカピカにできる可能性があります。

交換が難しい箇所で水漏れしているなど、建物部分の問題がなければ、再生コーティングが大いに役立ちます。

費用をかけないリフォーム手段についてはお風呂リフォームが格安にできる|入替しない奥の手工法6つでご紹介しています。

再生が活きるケース220年以上経ったユニットバスをリフォームしたい時

20年以上が経過したユニットバスをリフォームしたいときにも、再生コーティングが活躍します。

20年以上ともなると、使用と経年による劣化が原因で保護コーティングのメリットはほぼ無くなってきます。さらに年数が古いユニットバスの入替では、メーカーに在庫がないので同じ規格のユニットバスや浴槽を用意できない問題も起こります。

もし同じサイズの浴室がなかったとしても、再生コーティングで費用を抑え、サイズもそのままで綺麗にできます。

再生が活きるケース3.ユニットバスの入替ではリフォームが難しい時

3つ目のケースは「ユニットバスの入替ではリフォームが難しい時」です。入替が難しい場面とは、次のの状態です。

  • 柱やハリ、外壁など基礎構造と浴室が密接に関係してしまっているのでカンタンに入替できない
  • 在来工法でつくられた浴室なので、ユニットバスを入れるには元が小さすぎるなど、上手くスペースを確保できない

こういった場面では今の浴室を利用する再生コーティング、浴室パネル、床シートなどを駆使すればリフォームできるかもしれません。

再生が活きるケース4.ヒビ割れや落ちない汚れのあるFRP浴槽を入れ替えずに綺麗にしたい時

今あるお家のユニットバスに使われている最も一般的な素材は、FRP(エフアールピー)と呼ばれるプラスチック系のモノです。そのFRP浴槽が以下の状態でお困りではないでしょうか。

  • バリバリにヒビ割れていて、リフォーム業者には入替を勧められた
  • クリーニング業者に頼んでも落とせない頑固な汚れがついている

これらは浴槽を入れ替えて新品にすれば、もちろん解決します。ですが浴槽だけの入替でも費用は数十万円になることも

そんなとき、再生コーティングでならばよっぽど状態の酷い浴槽でない限り、入れ替えずに費用を抑えて再生可能です。(なぜ浴槽の入替で費用が掛かるかは「浴槽交換がなぜ高額?その訳と今すぐ少額に出来る5つの秘訣」でご紹介しております)

厳密には、状態の悪いFRP浴槽ではコーティングだけでなく、FRPライニングという技術が必要になります。ですが再生コーティングの業者であれば大体その技術もセットで習得しているはずなので、再生コーティングと一括りにしています。不安な時は「FRPライニングは出来ますか?」と尋ねてみましょう。

 

以上4つが、再生コーティングが活躍するスタンダードなケースです。いずれもユニットバスの入替では費用が高くなったり、リフォーム自体が難しいケースです。

4-2.浴室保護コーティングが活きる具体的ケース

次は浴室の保護コーティングを使うと良いケース。次の4つを解説していきます。

  • ケース①:新品の浴室を綺麗に大切に使っていきたい時
  • ケース②:使用年数の浅い浴室をクリーニングで綺麗にした時
  • ケース③:いつも掃除しているカビや汚れが面倒に感じた時
  • ケース④:劣化は承知しているがお気に入りの浴室・浴槽をもう少し使いたい時

保護が活きるケース1.新品の浴室を綺麗に大切に使っていきたい時

  • 高級なユニットバスにリフォームしたばかり
  • 新築の家に住み始めたばかり

など、新品の浴室をこれから長く大切に使っていきたい場面。そんなときには保護コーティングを施しておけば浴室の寿命を延ばし、汚れを最小限に抑えられるでしょう。

ただし保護コーティングをしても、掃除は必要です。定期的に洗って綺麗な状態を保つよう心掛けましょう。

保護が活きるケース2.使用年数の浅い浴室をクリーニングで綺麗にした時

まだ使い始めてそこまで年数の経っていない浴室をクリーニングし、綺麗な状態になったとき。できればその状態を長く維持したいですよね。

そんな時は保護コーティングを利用すれば状態維持がしやすくなります。一般家庭の使用年数が10年以内ほどの浴室ならば劣化も少ないでしょう。保護コーティングも施しやすく、メリットがあります。

保護が活きるケース3.いつも掃除しているカビや汚れが面倒に感じた時

いつも掃除している浴室のカビや汚れ。定期的に綺麗にしているのに、またすぐ汚れるのを掃除するのはもう面倒。

そう感じた時には保護コーティングをすれば、汚れやカビの付着が弱まり掃除が楽になるでしょう。しかし次の場合はすでに表面の劣化が激しい可能性も。

  • 元々掃除をしてから次に汚れが付くまでの期間があまりに早い
  • 浴槽の表面などが毛羽立っている

そうなると保護コーティングも無意味に終わるかも…。その場合は再生コーティングか、入れ替えるなどしてリフォームしない限り根本的な解決に繋がらないので、ご注意を。

保護が活きるケース4.劣化は承知しているがお気に入りの浴室・浴槽をもう少し使いたい時

もうご自身でもリフォームが必要だとは分かっていても、今の浴室・浴槽の風合いなどが気に入っている方もいらっしゃるでしょう。特に在来工法の浴室の場合はリフォームでまったく同じように再生・作り直すことは困難です。でもどうしても今のまま、あと少し寿命を延ばしたい。

そんな時は保護コーティングでほんの少し猶予を作り出せるかもしれません。ただし保護コーティングでも以下の可能性はあります。

  • 光沢感が出て多少印象が変わることもあり得る
  • 表面に膜を作るだけのため、寿命を延ばす効果に大きな期待はできない

ダメで元々でも何か手を打ちたい時の選択肢として頭に入れておくくらいが良いでしょう。

 

以上4つのケースが保護コーティングを活かせるケースです。どれも現状維持をしたい時に活躍します。

5.浴室コーティングの良い業者の見極め方

浴室コーティングの内容は掴めてきたのではないでしょうか。

しかし実際にはほとんどの方が業者に依頼をしてコーティングしてもらうはず。そこで浴室コーティングの良い業者の見極め方についてもお話ししておきます。

5-1.良い浴室再生コーティングの業者を見極めるポイント

良い浴室の再生コーティングの業者を見極めるポイントは以下の5つ。

  1. 浴室再生コーティング専門の業者である
  2. 再生コーティングでのキャリアが最低56年はある
  3. コーティングの色を変えられる
  4. FRPライニングが出来る
  5. 行なったコーティング箇所に何年かの保証を出している

特に重要なのは1です。浴室の再生コーティングは職人の腕が無ければ話になりません。再生コーティング専門は必須と言っていいでしょう。

また保護コーティングと両方扱っている場合でも、主軸が再生コーティングであるのが望ましいです。

再生コーティングの見極めるポイントをもっと詳しく知りたい方は「浴室塗装|プロが教える利点と事例+失敗しない業者を選ぶ6つのコツ」も参考にしてください。

5-2.良い浴室保護コーティングの業者を見極めるポイント

次は良い保護コーティングの業者を見分けるポイントについてのお話です。

5-2-1 浴室の保護コーティングは見極めが難しい

書いておきながら恐縮ですが上にある通り、浴室の保護コーティングの良い業者を見極めるのはかなり難しいです

その理由は以下の通り。

  • 保護コーティングは完成の見た目で変化がハッキリしづらいためリフォーム例を見ても分かりにくい
  • ただコーティング材を塗るだけでも業者として成り立つため参入がしやすく、素人〜プロまで業者のバラツキが激しい
  • コーティング材自体の良さでも効果が変わるため、実際に使ってみるまで分からない。

5-2-2.保護コーティングの限界をしっかり伝えられる業者かどうか

しかし見極めるポイントがまったく無ければ記事を書いている意味がありません。せめて「こういう業者は危険かもしれない」というポイントを挙げておきます。

  • 保護コーティングで浴室が元通りになるなど、万能であるかのように振る舞う
  • 保護コーティングをしておかないと大損をすると言って強迫観念に訴える勧め方をしてくる

こういった詐欺まがいの業者には注意が必要です。新築マンションを買った時などに執拗に保護コーティングを勧めてくる業者などは売上しか考えていない可能性もあります。

もちろん自身の技術に誇りを持つからこそ、オススメする言葉が強くなる方もいらっしゃいます。ですが良い業者は保護コーティングの特徴や限界を承知しつつ、その中で使い分けたり最大限いい仕事をしようと腕を磨いているはずです。

保護コーティングの場合は特に、強引さが目立つ業者はやめておいた方が良いでしょう。

6.まとめ|本当にコーティングが必要かをしっかり見極めよう

不動産やリフォーム関係者であっても区別しづらい浴室コーティングの種類と特性。それぞれ有効ではありますが、すべての方に必要なわけではありません。

  • 再生コーティング:浴室を再生させる目的のコーティング
  • 保護コーティング:浴室をカビや汚れなどから保護する目的のコーティング

あなたがお風呂をなんとかしたいとお考えであれば、何が目的かをしっかり見極めましょう。(※コーティングに限らずリフォーム全般、目的をハッキリさせるのは非常に大切です)

この記事で少しでも見分けがつき、いざ使える場面になったときも、それぞれのコーティングを検討しやすくなれば幸いです。もし再生コーティングについてご検討されておられるなら、お気軽にご相談ください。

posted by:浴室再生職人会

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